January 10, 2006

塗って塗って、また塗って

正月の間、しばらくさぼっていた制作を再開。
あんまり時間をおいてしまうと、ろくなことはない。
やる気が失せるだけでなく、つまらない失敗もしかねない。

てなことで、これ以上何か付け加えようとか、よけいな欲を出さずにさっさと色を塗って仕上げることに。
下の写真Aは、塗装したパーツを乾燥中のところ。
細かいパーツを塗装するときは、写真のように割り箸の端に両面テープを巻いて、そこにパーツをくっつけてから塗装する。
そして塗料が乾燥するまで、発泡スチロールの切れっ端などに差しておく。

後ろに置いてあるのは、左から、アクリル染料、プライマー、ラッカー(白)、Soft99タッチペイント(メタリックグリーン)

写真A
tosou

塗装手順は、(1)プライマー→(2)ラッカー白→(3)メタリックグリーン。
プライマーというのは、塗料を乗りやすくする為の下塗り。今回、素材がABSなのでラッカーは乗るはずなんだけど、いちおう念のために。
トラムの室内は、照明を明るく見せるために白のままにする。なのでその部分はグリーンを塗装する前にマスキング。
モデルをきれいに仕上げようと思ったら手塗りはダメ。基本的にエアブラシを使う。
ちなみにカンスプレー塗料は、モデル造りには下に書く理由の他、不経済な事とかもあって、あんまりお勧め出来ない。
・・・が、手軽なんでつい使ってしまう。(^_^;)
まあ、塗装については、いつかまた詳しく書くこともあるかと・・・。

(以下に続く)


今回、仕上げ塗装に使ったSoft99タッチペイントは、本来、自動車の傷直し用。
写真Bの右側、別売のスプレーボンベをセットすると、上記写真Aの様に、エアブラシとして使用出来るようになっている。
たまたま、カー用品コーナーに行ったらデモンストレーションしていたので、今回試しに使ってみた。(今、山口もえがTVCMやってる)
今回の様な、小さいモデル制作に使えるか心配だったが、やってみたら意外と良好。
ただしカーペイントは、おおむね塗りが厚くなりがちなので、ガンプラのようにディティールの細かいプラモデルとかには使いづらいはず。

写真B
touchpeint


実は最初、タミヤかグンゼの、きちんと色番号の確認出来る塗料を購入するつもりだった。
しかしつい横着して、近場のホームセンターで手に入る塗料ばかりを使ってしまう。(-_-;)
ただ、トラムのボディカラーは、最初からメタリックグリーンにするつもりだった。
実はメタリックカラーに関しては、カー用品の塗料売り場のほうが、美しい色がたくさんあるのだ。
今回塗ったのは、ホンダ車「タイムグリーン」とかいう色。
何でこの色にしたかというと、実は適当。(-_-;)
店頭で色は確認出来ないからね。ともかくも、ダークグリーンでメタリックなら、良いと言うことで。(^_^;)
こうした塗料で気をつけなくてはいけないのは、品切れが多いこと。後日、また同じ色を塗ろうと思ったら「お取り寄せ」だったり、悪ければ「生産中止」なんてこともよくある。
グンゼや、タミヤのプラカラーとかだったら、ほぼそう言うことは無いはず。

下の写真Cは、尾灯パーツのアクリルを染色した結果。
上のボトルが染料。
水で薄めたこの染料を器に入れ、パーツを漬け込んでぬるま湯で湯煎。
説明書では5分くらいで色が付くらしいが、尾灯にははっきりした赤みが欲しかったので、10分ほど漬け込んだ。

写真C
touchpeint

説明書には、「染料から発生するガスを吸わないで下さい。吸い込んでしまったら、医者に云々」なんて、恐ろしげな事が書いてある。
でも、マジに臭気が強く、気分が悪くなった。(>_<)

ともかくも、塗装中は換気扇フル回転!
窓は冬でも全開。
Posted by torikoboshi at 11:32:30 | from category: IBRP | TrackBacks
Comments

SIMOON:

タッチペイントのスプレーにするやつ、いいですね。
車用の塗料は発色がよくて仕上がりも綺麗、耐久性がかなりあるだろうと目をつけていたのですが、なかなか使う機会がなく。
(January 10, 2006 18:24:49)

torikoboshi:

カー用品のスプレー塗料は、つい塗りが厚くなりがちです。
これは塗料の堅牢度を増すため、通常のラッカーより樹脂成分が多いこと、ノズルの精度が悪く、スプレー粒子が粗くなりがちなこと、などが原因です。
まあ、広い面積をガチガチに塗るなら、それで良いんですけど。

ただ、今回使ったsoft99タッチペイントは、結構使いやすかったです。スプレー粒子も結構細かいし。
ただ一般的に、ディティールの細かいプラモ、塗りにスケール感を表現したい鉄道模型とかには、やはり向かないかと。
こっくりした仕上げ感が欲しければ、OK。
難点はやはり、コスト高な事。
(January 11, 2006 00:42:33)
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